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GC OPTICAST人生の総仕上げに投資を生かそう >[第6回] リスクリターンを考慮した上で、金融商品を選ぶ
2010/12/17更新
[第6回] リスクリターンを考慮した上で、金融商品を選ぶ
 
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 「資産運用をやってみよう」と思った時、まず考えること、それは「どういう手段を使おうか」ということではないでしょうか。銀行預金、定期預金、株式投資、FX、不動産運用など、投資対象となるものはいろいろあります。その中から、あなたの資産規模や、考えに応じたものをお選びいただくのが最善といえるでしょう。それには、まず何がご自身に適しているかを把握する必要があります。「利益は小さくても良いけれど、1円たりとも損はしたくない」というお考えであれば、定期預金などをお選びいただかなければならないでしょう。しかし、もし、銀行が破たんした場合のリスクがありますから、100%保証されるかというと、それは違うかもしれません。破たんを心配するなら、複数の銀行に預けるというのも一つの方法かもしれません。ノーリスクではありませんが、比較的他の投資対象に比べたら安定的でしょう。また、運用は他人に任せたいということであれば、資産運用のプロに任せるのも一法かもしれません。しかし、その場合は手数料がかかることが前提となります。



 もし、もっとたくさんのリターンを得たいという希望があるのであれば、リスクはあるものの、よりたくさんのリターンが得られる手法を選ぶことになります。それは、株式投資や先物、FXなどといったものがあります。現物の株式投資や株券先物、FXも証券会社を経由して取引を行います。証券会社という同じところで取引を行うのですが、それぞれ投資の対象も投資手法も異なります。 利ざやを得るという意味では、株式投資もFXも同じですが、株式投資は企業に投資するのです。企業の業績が良ければ配当がありますし、株主優待などもあります。もちろん業績が悪い銘柄に投資してしまえば、このようなメリットはありません。一方FXは、為替の取引です。こちらの方が、株式投資よりも利ざやを取ることが重視されます。何倍もレバレッジをかけることで、多くのリターンを得るチャンスがありますが、逆に大損をすることもあります。ですから何も知らずに投資すると、とんでもない落とし穴に落ちてしまうことにもなるのです。


 資産運用には、リスクがつきものです。納得してリスクを受容し、収益を上げることができる運用手法を身に着けねばなりません。