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【第7回】「最適化売買サイン」も投資手法の１つ

みなさんそれぞれ投資手法が異なります。知らず知らずのうちに「私の中のスタンダード」になっている方も中にはいらっしゃるかもしれませんね。例えば、「私はボリンジャーバンドで売買タイミングを捉える」「私はトレンドの転換点を徹底的に捉える」「私は業績にこだわる」など……。Aさんはボリンジャーバンドが当たり前でも、業績重視のBさんにとってテクニカル分析は異質のものかもしれません。それぞれ「私はこれで取る」と決めたもので相場に臨んでいます。

実は、この「投資手法」の中に最適化売買サインも含まれています。一般的に「ボリンジャーバンドを判断基準にする」と決めたら、ある日の手仕舞いは好業績か否かで判断しようなんていうことにはなりませんね。それと同じで、最適化売買サインの場合も「このサインに従って投資する」と決めたら、それに従っていただくことをお勧めします。

最適化売買サインでの分析は、GCVの周期を銘柄毎に最適化し、ゴールデンクロスにはB（買い）サイン、デッドクロスにはＳ（売り）サインを点灯したものです。またこれは、純粋にGCVのみを活用し分析したものです。ですから、「移動平均線など他の指標は買いなのに最適化GCVは売りといっている。」という場合も時には起こります。指標というのはそれぞれ性格が違うものです。買いタイミングは最適化GCVで、売りタイミングは移動平均線でなどと、あっちこっちの情報を見ながらタイミングを決めないようにしてください。また、時にはこのようなこともあるかもしれません。同じ銘柄なのに日足は売りサイン点灯だが、週足は買いサイン点灯と言っているなど……。必ずしも日足と週足のサインが一致するとは限りません。中長期的に株価が大きく上昇している時にも、押し目というのがあるものではないでしょうか。その押し目を形成する時は、下げますね。そういう時は、まさに短期的には「下げ」のタイミングとなりますが、中長期で見れば一過性と捉えることができます。ですから、売買サインに日足と週足を混同させないようにします。日足でチェックすると決めたら、買いも売りも日足のサインを参考にしなければなりません。

最適化売買サインを用いると、このような疑問によくぶつかるものです。しかし、株価の形成や指標の特徴から考えていくと、それぞれの違いもご理解いただけるのではないでしょうか。

(2012/11/9更新)

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