前回は、対数目盛チャートにするとチャートが切れてしまうという問題について解説しました。今回は、対数目盛チャートで分析する際のもう1つの悩み、「チャートがつぶれてしまう場合についてご説明しましょう。

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チャートが切れてしまう場合というのは、「株価が大きく動いた時」でした。チャートがつぶれてしまうというのは、この逆なのです。つまり、株価があまり動かないという時なのです。普通目盛のチャートは、全銘柄同じ幅ではありません。例えば1株10万円の銘柄の幅と、1株100円台の銘柄では、目盛幅が異なります。10万円の銘柄の目盛は100円刻みではありませんし、また100円台の銘柄の目盛が1万円刻みということはありません。それぞれの株価の動きにあった目盛となるのです。
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普通目盛で一見、チャートが大きく動いているように見えても、その目盛の幅が小さいと、対数目盛にした時に、チャートがつぶれてしまいます。

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対数目盛チャートは、本当の株価の姿を知るという意味で非常に重要な分析ツールです。株価が動いている銘柄も、動いていない銘柄も、「倍率」という手法を活用し、一律に比較することができるのです。例えば、あなたのお気に入り銘柄を同じ設定を使って比較してみてください。そうすると、あなたのお気に入り銘柄における株価の本当の姿を知ることができるでしょう。
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