株価チャートとは、過去の株価の推移の履歴です。もちろん、過去の株価を後日修正することはありません。時にはかつて何十万円だった株価が、その後何百円になっているチャートもありますが、すべて、本当の記録です。もちろん、企業によっては、株式分割を行うなど、見た目の株価に変動が出てしまう戦略を取っているところもあります。その結果、本当は価値が違っているのに、何十万と何百円が同じ水準にチャート表示されてしまうこともあります。
「今日の株価はいくらかな?」という情報だけを見るのであれば、一般的に提供されているチャートをご覧いただければ問題ないでしょう。しかし、トレンドラインによる分析を行うとなったら、普通目盛りのチャートでは十分な分析を行うことができません。
株価のトレンドを長期に捉えようとする時に、問題は典型的に現れます。何万円と何百円をトレンドラインでつないでも、「これは使えないな」と一目で見て感じてしまうのではないでしょうか。特に月足などの長期チャートでは、下値支持線も、上値抵抗線も、直線では引けないというケースが多くなります。これでは、売買タイミングを捉える以前の問題で、分析に適した線が引けないのです。
では、「このような銘柄はトレンド分析ができない」と判断しなければならないのでしょうか。いいえ。そんなことはありません。ここでは「対数目盛チャート」をご活用いただくと良いでしょう。対数目盛チャートを活用すると、株価の起伏がはっきりとします。このチャートにトレンドラインを引いてみましょう。そうすると、これまで見えなかった株価のトレンドが明確になるはずです。これまで平らに見えていた起伏の乏しいチャートでも、対数目盛では、いくつもの波のうねりが確認できます。そして、トレンドラインを引くと、その波が見事に底入れやピークアウトをトレンド上で繰り広げていることがわかります。これから株価がどのように推移していくのか、推測することも容易になります。
対数目盛は、まるで隠れていた株価の波動を引き出すマジックのような指標です。GC OPTICASTでは、日足、週足、月足それぞれに、対数目盛チャートを各4種類の目盛りで用意しています。銘柄により、合う設定は異なります。あなたのご覧になった銘柄にぴったりの設定をお選びください。
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